実は最近、とある計画を進めています。
イベントオーガナイザーとして、ライブハウスに感じる「限界」を、
違った形で解決できないかと考えていたところ、
素晴らしくよいタイミングが訪れました。
ちょっと卑屈になってしまうけど、やはりハードを持つほうが強いなと。
ライブハウスでイベントをやる以上、ホールレンタル代というハードルが立ちはだかるので、どうしてもある一定数の入場料は発生させなければ続けていけない状況。
ところが、最近はチケットの値引き・値下げは当たり前。
チケットを売るという感覚も最早ないのかもしれない時代で、チケットの価値は下がって当然単価も下がる。
かといって、高校生が100人とか150人とかお客さんを呼ぶのは過去の話。
こうなると、残る道はそもそものハードル、ホール代を下げるしか、現状に合った最低ラインの企画は成立しなくなるんですね。
これはあくまでも初心者とか経験の少ない、「入り口」としてのイベントの場合。
クオリティ、将来性、音楽としての「上」を目指すチャンスとなるイベントとは別の話です。こっちは単価を下げるのはイコール自分の価値を下げちゃうことになるので、むしろ上げていく方向です。
ステップアップしていく、最初の段階が限りなく低くなっちゃってるとも言えるね。
そこで、今不定期に開催しているBAR TAKEでのイベントを、
年明けを目処に、週1回の開催を目指します。
毎週、After School Rock GIGをやります!
もちろんただ数を打てばいいってわけでもないんだけど、
結局のところ
・いい環境で
・いい条件で
・いい対バンで
・お客さんもいっぱい
そんな都合のいいライブはまずありえない。努力も、経験も、全然足りてないバンドがそれを期待するのは、ちょっと甘いんじゃない?ってこと。
じゃあ、
ぶっちゃけあまりよくない環境だけど、
狭いキャパだけどそれくらいは満員にできて、
コンスタントにライブを重ねられる条件で、
毎週そこに行けば、同世代のバンドやバンド仲間がいる、
そういう場を提供することはできるんじゃないかなと。
マックでセット買えば500円以上するでしょう。
1日1本ジュース買えば学校に行く1週間で500円以上使うでしょう。
ライブハウスに行く500円って、そんなに高いものなのかなー?
音響も、照明も、楽器も用意されて、大音量でライブが楽しめる、その場を楽しむのに500円は高いですか?
きっとね、誰かがその温室育ちの感覚に疑問を持って、あれ、実はこれってすごく恵まれたことなんじゃないかって気づいて、それをすこしずつ浸透させていけたら、最終的にはお客さんだけでなく、バンドにもプラスになるし、それが企画をする側にもプラスになって、会場を持つ側にもプラスになって、設備も充実できて、イベントも盛り上がって、ってプラスの循環が生まれるはずなんですよ。
おかしな感覚に疑問を持つだけで、誰も損しない。
お金がないからライブできない?
毎週だってできますよ。
むしろ、頑張ればバックもできます。
音楽で収入がうまれる、これってプロっぽくない?w
友達に、週1回のマックを(サイゼでも、ミルキーでも、なんでもいいです)、ちょっと自分に付き合ってよ!ってライブハウスで遊べる、そんな気軽で敷居の低い「遊び場」を、みんなで創りましょうよ。
現状のライブハウスの条件ではかなり厳しいけど、ここならそれが可能なんです。
ちょっとずつ動き始めてます。
PR
- 2009/10/19(月) 23:14:07|
- たっけの日記|
-
トラックバック: |
-
コメント:0