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- 2024/03/19(火) 10:14:23|
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毎年恒例となるオムニバスCD「THE 平成10年会オムニバス」無事発売となりました。
今年は全7組。
例年と比べるとちょっと少なくて淋しいです。
当日のフライヤーでも掲載したんですが、元々は2日間で20組以上が出演して、しかも定期的にライブハウスで活動しているバンドを優先していたので、バンド同士もライバル感剥きだしで、いい緊張感と刺激のあったイベントだったと思います。
お客さんも400人以上集まって、平成元年・2年の頃のCDは1000枚作ってほぼ完売してます。
でも、だんだんと盛り上がりも安定してきて、特に高校3年生の活動期間がだんだん短くなってきて、昔は夏休み明けの文化祭あたりが休止前ラスト、みたいな感じだったのが、今は3月の時点で既に休止とかも多くなって、せっかくCD作っても活動自体がストップしてしまうバンドが非常に多い気がします。
これからが一番伸びる時期だし、レコーディングで集中的にアレンジを詰めたり何度も弾き重ねることで目に見えてレベルアップする機会なので、毎年時間をかけて取り組んでたんですが、ほとんどのバンドが休止に向かってトーンダウンしている現状をみると、なんとなく思い出作りで終わってしまってる感が否めないです。
イベント自体も、あって当たり前、のように思われてきているのも事実だし、逆に今の高校生シーンが求めているライブのあり方とは若干路線が違っているのも感じてます。
10年、一つの節目を迎えて、オムニバスCDも今回で最後かな、と思ってます。
今のメインストリームが"友達同士で盛り上がれるライブ"というのも、オムニバスで求めているものとはやや違ってきている現実でもあります。
もっと音楽的な部分で底上げをしていく必要があると思うし、年々オリジナル曲のクオリティが下がっているという実感があります(もちろん本人たちは一生懸命作っているので、その年の中ではクオリティが高いというイメージがあるかと思いますが)。
単純なコードの間違いや、メロディーがずれているとか、全員リズムが違うとか、たぶん圧倒的に経験不足のまま、活動期間の短いバンドがオリジナルを作る時期にきてしまっているのが原因のように思います。かといって、よくある「ライブを休止して」しっかり練習を詰めてからライブをやります、というのも正直違うと思いますし。
なにがいいのかはわからないけど、一旦リセットして、考え方を一新する時期なのかなと。
今後どうするかはわかりませんが、やっぱり頑張ってるバンドを応援したいという根柢の部分は変わらないので、自分が応援したいと思えるバンドにはしっかりサポートしていきたいなと思ってます。