週末のイベントも一段落して、4年会オムニバスのMIXDOWN作業も本格化してます。
連日レコーディングが続いているんですが、オムニバスの特性状、ほとんど予算がかけられない分やはり機材の運搬や移動の手間はかかってしまいます。
1バンド2万円という金額ですが、これにはCDのプレス代、ジャケット代などの製品化にかかる経費と、トータルのマスタリング代、レコーディングの場所代、あと地味に駐車代なんかもかかりますからね、そういう実費を引いて、残りがいわゆる「利益」なわけですが、ぶっちゃけRECに平均8時間前後、MIXに平均5~6時間くらいかけているので、ほとんどボランティアに近いんです。とてもアシスタントを使う余裕すらありません。
時給にしたら100円あるかないかくらい?w
まぁ、それも全部若い世代の底上げにつながるいい機会になれば!
なんて気持ちだけで毎年頑張ってますよ、実際。
ちょっと利益の話になると、例えばバンドで将来有名になりたい!とか、音楽で仕事がしたい!とか、いろいろと夢や目標がある人もいるかと思いますが、そこでもお金の話は重要ですね。
奇麗事じゃなく、現実問題として、仕事にするならビジネスの話です。
CDを作りましょうと。
趣味とか、DIYでやるなら何でもOKなんです。豪華なジャケットにしても、30曲入り500円でも、それはバンドの自由です。自主でRECしてもいいし、どこかのレコスタを借りて、レコ代をバンドメンバーで割り勘して払って、ヨドバシでケースとCD-Rを買って、夜中にせっせと焼いて袋詰めすれば完成です。
まさにインディーズ、ですね。
じゃあ、どこかの事務所に所属してとか、大手のレコード会社からリリースするんだ!って場合はどうでしょう。
そのCDをより多くの人に聞いてもらうために、バンドだけで動ける範囲以外にも、様々な方法でプロモーションします。ラジオで流れるようにしたり、雑誌のインタビューで掲載してもらったり、もちろんライブでもダイレクトにお客さんに伝えて、CDを買ってもらう努力をしていくわけですが、
ここで大きな違いは、そのCDを売るためにバンドメンバー以外の人も動いているということです。
当然その人たちにも生活はかかっているわけで、仕事として報酬が発生します。
レコード会社だったり、事務所だったり、組織を維持していくのも経費はかかります。
CDを作るからには、「売れませんでした」じゃマズいわけです。
その作品を世に広めて、多くの人が共感してくれて、CDを買ってくれないと、バンドメンバーだけでなく多くのスタッフが路頭に迷ってしまう、当然バンドにバックなんて夢のまた夢な話です。
こういう話は長くなってしまうのでアレですが、多くの人が関わるようになるにつれ、必要な経費も大きくなっていくわけで、利益をきちんと発生させることが、活動を続ける大きな条件になるわけです。
誤解しないでほしいのは、売れるための音楽をやる、というわけじゃないんです。
大前提は、バンドのやりたい音楽をやることです。
でも、それを自己満足のレベルでCDを作っても、買ってくれる人はごく一部でしょう。
不特定多数の、多くの人に聞いてもらうためには、自己満足だけでは通用しない部分もあるはずです。
それを考えて、今自分が考えている100%はほんとうに客観的に見ても100%なのか、もしかして周りから見たら全然10%くらいのことしかやってないのに満足してるんじゃないか、そういうことを考えていくことが、必要なんだと思います。
ライブに毎回10人も集まってないバンドの音源が出たとして、果たして100枚売れるでしょうか?
何が足りないんだろう?って、冷静に、客観的に自分たちの音楽活動を見つめてみることを、意外とおろそかにしている人は多いと思うんですよね。
特に、「自分のやってることに共感してくれる人だけが認めてくれればいい」、とか、「売れてるのは本当の音楽じゃねぇ!」とか、アンチ流行な精神論を持つバンドマンも少なくないと思います。
それもそれで大事な考えだし、間違ってるとも思いません。
ただ、それでいてお客さんが多いライブに出たい!とか、将来音楽で食っていけたら・・とか言うのはおかしい話で、やりたいことをやるだけなら自分たちでバイトするなりお金を稼いで、それでライブとか音源にお金をかけて、好きなようにやればいい話なんですよ。誰も文句は言わないし、誰に文句を言ってもいけないですよね、たとえ誰も見なくても。
多くの人が見る、知る、そのためには多くの人と時間と労力がかかるということは、理解していたほうがいいかもしれませんね。なんでも都合よくなんていかないもんです。そして、人が動くということはお金がかかるということでもあります。
皆さんは全てのことをボランティアで何でも奉仕してあげれますか?
バイトだったら喜んでやります!とか、交通費くらいほしいです!ってのが本音じゃないですか?
ライブを1回するのにも、ライブハウスのスタッフの人件費、維持費、運営費、チケットの1枚だって作るのにお金はかかるんですよね。現実問題。
お世話してくれるのが当たり前じゃないのはどこでも同じです。
なんか話が支離滅裂な感じになっちゃいました。
ま、やりたいことができるってことも実はその裏でものすごく苦労や努力によって支えられてるってことです。
どうやら明日ライブらしいですよ、まだ曲を知りませんwww
EGNISHのコピーやりますw
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- 2010/01/21(木) 04:10:19|
- たっけの日記|
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