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- 2025/01/24(金) 09:26:09|
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冷え込み方がハンパないっす!
イベントの後、メシやら飲みの予定やらあって放置プレイだったので、翌日の夜に後片付けに行きました。
3月までライブがないので回線も全部バラして、機材も一旦撤収しました。
なかなか一人での作業は手間取ります。眠いし。
いろいろと工夫して使い勝手よくしていきたいなーとは思うんですが、それだけじゃ場所が続くか怪しいし、問題もでてきます。
継続することってほんと難しい。
そういやメシ食べながら若者に話したんだけど、言ってしまえばライブもサービス業なわけで。
物を売る商売じゃなく、時間とか、感動とか、そういう形に残らない「モノ」を売る商売だと思うんですよ。
だからその価値というものは曖昧で、絶対的なものじゃなく相対的なものと言えます。
ライブのチケットって不思議なもので、同じ会場、同じ機材なのにステージに立つアーティストの違いで500円にも5000円にも変わります。
でも、5000円払ってでも見たい!って思えるアーティストがたくさんいますよね。
バンドって、自分の価値をいかに高くできるかって部分が、将来続けていくための大事なポイントだと思うんです。
みんなが見たいと思うからこそ価値は上がるし、その数少ないチケットを求めて発売開始日に電話予約したり、ファンクラブとかに入って先行予約したりするわけです。
ダフ屋で値上がったものでも買いたいと思うこと、ありますよね。
エンターテインメントなので、夢を買うようなもんです。
どれだけその限られた時間で、満足できるか。お客さんは期待を胸に会場へ足を運びます。
アーティストはその期待に応えて、かつその対価以上の感動や衝撃を提供しなければいけない、それがプロってやつです。
規模が大きくなれば、それだけ不特定多数の人に満足してもらえるような演出や、空間も必要になってきます。
そのための準備や仕込みにかかるお金だって半端なく増えますが、そうやってクオリティをあげていくことで満足度も高まっていくことで、提供する側も、提供される側も、みんな幸せになれるんですよね。
価値を高めること。
その点について、実はちゃんと考えているバンドって意外に少ない気がするんですよね。
設定されたチケット価格の、まぁ仙台では一般的に1000円くらいが標準とされてますが。
これってぶっちゃけ、ライブハウスという環境でライブが見れるということの価値しか含まれてないと思うんです。
音響、照明、フロアの雰囲気やライブそのものの環境が、まぁ1000円。
お客さんはその空間で音楽を聴く、あるいはその空間を楽しむことに対して1000円を払う。
自販機で120円で売ってるコーラが、レストランでは量も少ないのに350円とか取られますよね。
それってコーラの原価+サービス料なわけです。
アーティストは、そのライブハウスの環境の分の1000円に、自分たちが出演することで価値を加えていく必要があるわけです。
うちもなんでイベントごとにチケット料金が異なるかというと、提供するサービスの違いがあるからです。
500円のチケットでは、まぁ会場も小規模で、出演者も若いバンドが中心。
1300円のSTYLE MAKERシリーズでは県外からのゲストも加わったり、会場もやや中規模クラスのハコになったり。
1500円、2000円とかになると、例えばレコ発だったり、有名なバンドのサポートだったり、そういう「プレミア感」を感じられる特別な日だったりします。
その内容に見合った価格を設定する、それはイベントを組む側が、自分の企画に価値をつけているんです。
値引きってのは、その価値を無視してるわけで、あまり企画する側としてはいい気分ではないんです。
だから、一般的にいいメンツとか、対バンが豪華だったりするとチケット料金って上がりますよね?
その金額でも見たい!と思えるようなサービスを提供しているからこその価格設定です。
だからバンドはそういう場に上がれるように自分たちの価値を高めていく、そのために練習したり、パフォーマンスを考えたり、いい曲を作ったりしていくわけです。
自分が、よく「安けりゃいいとは思わない」と言う根拠はそういうことです。
なんで練習するの?とか、なんでライブを重ねるの?とか、特に考えないで、それが普通~みたいになんとなくやってる人がいたら、シンプルに考えてみるといいかもしれません。
みんなが「見たい!」と思えるようなステージができれば、きっとチケットを買って来てくれると思うんですよね。
例えば「卒業」とか、「解散」とか、そういうのも一種のプレミアです。だから人は集まります。
普段のライブにも、そういった、「特別」感を出してあげれば、少なくとも何本かあるライブの1つ、と考えるよりは興味関心は集まりますよね。
音楽は聴くものだけど、ライブは目と、耳と、体で感じるものです。
パフォーマンスや、その会場の空気感とか、ダイレクトに受けた感動とかって、音楽そのもの以上に価値を高めてくれるモノだと思うんです。ライブの醍醐味でもありますし。
難しい感じになってますが、そういうところも考えてみると、意外とヒントって隠されてると思うんですよね。
自分が自信を持って前売料金でチケットを販売できるように、一生懸命曲を作って、練習して、ライブに望む。
シンプルだけど、意外と忘れてしまってることかもしれませんね。
なーんて。