2009年10月号（通算67号）掲載インタビュー
CreativeFact http://creativefact.web.fc2.com/
[MEMBER] L to R
Vo&Gt：金ちゃん
Ba&Cho：K-SUKE
Dr：ATUSHI
[PROFILE]
どこか懐かしいメロディと美しいコーラスワーク。
曲ごとのコンセプトによって様々な感情や色を、圧倒的な存在感で表現しオーディエンスを魅了させるスリーピースバンド。仙台バンドシーンの中心になるイベント「SENDAI TRIBE 09'」の中核バンドとしても話題、メディアテークにて映画「ひまわり」の劇中に「時の列車」他2曲が使用されるなど、仙台を中心に東北・関東で活躍中。
－できないんじゃないかって決めつけている人が多いけどどうやったらできるか踏み込んで考えれば必ず実現できると思うんです－
■では自己紹介からお願いします。
Ｋ ベースコーラスのK-SUKEです。
金 ギターボーカルの金ちゃんです。
Ａ ドラムのATUSHIです。
■打ち上げではよく会いますが対バンはないですね。
Ｋ 共通のバンド友人が多いからですね。
■結成はいつ頃ですか？
Ｋ 3年前くらいです。
金 まだペーペーのルーキーですよ。
■どういった経緯で集まったんですか？
Ｋ 僕が15歳くらいの時にDrのATUSHIと一緒にNATURAL STAFFってバンドを一緒にやっていた時期がありまして、仲よくなったのが最初ですね。
Ａ こいつも昔はかわいかったのになー(笑)
Ｋ それを経て、金ちゃんと鳳翼転生ってバンドを一緒にやって、金ちゃんが何か違うなって辞めることになって僕も一緒に辞めて、スタジオを一緒に入ろうかということになって集まりました。
■新しいバンドを組む時の音楽的なビジョンはありましたか？
Ａ 割と行き当たりばったりで曲を作ってましたよ。
Ｋ その場のスタジオでセッションって感じですね。
金 ライブが近くなってもセッションばかりしてましたね(笑)
■最近はR&Bとかソウルのテイストも加わってますよね。自分達の音楽性を一言で言うと何でしょう？
金 変幻自在！
Ｋ 初めて聞いたよ、それ(笑)
■曲はどうやって作っているんですか？
Ｋ 誰かがワンフレーズ持ってきて、そこからジャムって広げる感じですね。
Ａ バラードは金ちゃんが作ってくることが多いですね。
金 イメージとか映像を頭で膨らませて作っていくという感じです。
Ｋ こういうストーリーで行こうぜって感じで少しずつ作っていきますね。
■音源もリリースしていますね。
Ｋ 4枚出してますね。以前の音源はサンクスでも一時期販売してました。細かいのがよく分からなくて、気付いたらそうなってたって感じなんですけど。最近は今年の6月に、完全自宅録音の音源を出しました。
Ａ ドラムもエレドラで自宅で。
Ｋ 普段レコーディングだとお金がかかるので焦りも生まれるじゃないですか。でも今回はそれがなくて、疲れたら外でタバコ吸ったりコーヒー飲んだり、リラックスして制作できましたね。
■確かにレコーディングスタジオも高いとこに入ると制作費との戦いでもありますからね。
Ｋ うちらは篭って入っちゃうので逆によかったですね。
金 歌取りは洗面所でやりましたから(笑)
Ｋ ミックスも自分達でやりました。タイトルが「REC ROOM」ってそのまんまなんですが。これは完全自宅録音なので完全手売り限定です。ライブ会場で買ってください！
■みなさんのルーツは？
Ａ 俺は完全にJ-POPですね。JUDY AND MARYとか大好きですし。
Ｋ 僕はRage Against The MachineとかRed Hot Chili Peppersですね。中学ぐらいから、周りがNIRVANA聞いてる中で一人Rage聞いてて、スラップ小僧でした。
金 俺は王道ですよ。EXTREMEとかMr.BIGとか。ハードロックでした。
Ｋ 会った時は早弾きしかしてなかったですからね。俺はスラップで、こいつは早弾きで全然合わなかったです。
■今の音楽からはイメージできないですが相当練習してたんでしょうね。
金 寝ないで練習してましたからね。音楽バカでした。
■さて、いよいよ今月は仙台バンドシーンの一大イベントSENDAI TRIBEが開催されますね。
Ｋ 元々は仙台のN.E.S.とGOOD NIGHT A FAKERの2バンドが主催していたイベントで、2003年にはMonkey Majikなども出演していて今年で6年目になります。今回からアルガママとうちらCreativeFactが引き継いで最初の年になります。
■大御所からのバトンを引き継いだわけですが、どんな形で引き継ぎをしたんですか？
Ｋ もう、全部投げてもらってからのスタートですね。最初にZeppSendaiに挨拶にいって、紹介をしてもらってからは何が必要なのかを一つ一つ聞いていって毎日打ち合わせですね。企画書を作って協賛をお願いしたいお店にも一軒一軒回って。ただのライブとは訳が違いますね。まず音響・照明から手配しますし、細かいところだとスモークを使うのに消防署に許可申請を出しに行かなければいけなかったり、大変です。
■今回のフライヤーを見ても広告協賛がすごく充実してますよね。
Ｋ これはすごく大事なことなんですが、今回は俺が載って欲しいなって思ったお店に声をかけているんですね。例えばカゴメは俺が野菜ジュースが毎日飲むくらい好きなんですね。なので、みんなにも知ってもらいたいから広告協賛をお願いしたんですよ。変に載せる載せないとかじゃなく、自分が紹介したいし薦めたいから掲載して欲しい、という気持ちですね。一社一社が思い入れのある店です。
■今回は準備期間も短かったですし、大変でしたよね。
Ｋ そうですね。今回は日程が確定するのがすごく遅くなって、バンドのスケジュールも決まってしまっているバンドもあったりで大変でした。ただ、反応はすごく良くて、バンドマンにも周りのお客さんにも応援してもらってますね。学校関係にも直接足を運んでフライヤーを置いてもらったり、今までで一番設置カ所は多いかもしれません。
■主催を引き継いで第一弾となる今年の出演者も豪華ですね。
Ｋ そうですね。今までは結構バンドバンドしていたんですが、11人のビックバンドで元BOCKERSのマサルさん率いるマサル＆ピーチパイ、あと元fra-foaの三上さんと、全国優勝多数の三味線の柴田三兄妹のユニットShibata siblings andthe Earthwormsも、今回限りのスペシャルコラボとなっています。高校生以下は入場無料となってます。
金 この日のために高校に行っているようなもんだからね(笑)
■高校生無料ということで、若い世代にも足を運んで欲しいですね。
Ｋ 普段見れないバンドが多いと思うんですよ。そしてこのステージでしか出せない力とかもあると思うんですね。ぜひレベルの高いステージを見てもらって、吸収してもらいたいです。
金 仙台が盛り上がっているねっていうことを他県にも知ってもらいたいですね。
Ｋ 今回は「実現」がテーマで、できないんじゃないかって思い込んでいる人が多いと思うんですよ。でも踏み込んでいけば絶対できるし、「やりたい」だけじゃなく、どうやったらやれるかってことを考えて行動することが大事だと思うので。
■確かにZeppSendaiでイベントをするということが実現しているのはバンドマンにとっても大きな希望に繋がりますよね。
Ｋ そうですね。ぜひ下の世代にも目標にして欲しいです。あと、これまでSENDAI TRIBEを創りあげてきたN.E.S.が来年1月に解散ということになって、バトンを受けついだ俺らは1回でも多くのステージにN.E.Sに立って欲しいと思ってるんですよ。だから、今回のSENDAI TRIBEにも、もちろん主催は俺らですけど、N.E.Sにも気持ちよくライブをしてもらいたいと思って出演してもらうことになりました。絶対に成功させたいですね。
■フリーペーパーの読者には高校生の読者も多いですが、これまで若い世代と一緒にライブをした事は？
金 弾き語りみたいなので１度あるね。
Ａ 弾き語りの方で俺は出てないから(10月3日のROOKIES GATEゲスト出演が)初めてかも。
■どんな印象ですか？
Ｋ 若いですね。ノリも雰囲気も。
Ａ 昔を思い出させてくれますね。楽しそうな感じです。
金 戻りたいねー。
■確かに年を取るとあれもしなきゃこれもしなきゃって追われて、そういう部分が曇りがちですよね。 Ａ 音を楽しむと書いて音楽だからね(笑)
Ｋ うわー、ベタなコメントだなぁ。
■今と昔で変わったなと感じることはありますか？
金 バンドが減りましたね。テレビを見ていてもバンドの数は減ってきている感じがします。
Ｋ だからこそ盛り上げていきたいですね。
■高校生へメッセージありますか？
Ａ ベタだけど、続けていくことが大事なんじゃないかな。
Ｋ 色褪せずにね。
金 人の意見を聞くな。自分がやりたいことに没頭すればいいと思うよ。
Ａ 自分の芯を信じろってことだね。
金 あといっぱい楽器を弾けってことだね。
■最後に目標を聞かせてください！
Ｋ 今のまま行きたいというのはすごく強いですね。自分らのこういう音楽をするというのが特に決まっていなくて、セッションして生まれたものが多いので、自分達のできることをやっていくという感じです。いろんな曲があるねって言われるのもそういうところからで、スタジオでの感覚を大事にしながらやっていきたいですね。俺らが楽しくないと、お客さんも楽しくないと思うので。
■ありがとうございました！
Ｋ ありがとうございました。
（インタビュー：のだたん）
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- 2009/10/01(木) 00:00:01|
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