最近ステージ上では20歳くらいに見えるらしいです。
でも加齢臭は否めません。
ツアー中もプレイヤー的に試行錯誤の繰り返し。
以前に比べて、アンプのボリュームは相当小さくなりました。
10メモリあるうち、0.8~1.0くらいで落ち着いてます。
アンプのイコライザーはほぼフラット。
前にもブログで載せた「AMP」というアンプなんですが、素直な音で、余計にいじらなくても楽器そのものの音をストレートに出してくれます。
でも、ほとんどラインの音だけで十分。
モニターからは、基本なにも返しません。
ドラム3点もカット。ステージで生のドラムで十分聞こえます。
ボーカルの声もカット。センターのモニターから洩れてくる音で十分。
ギターもステージで聞こえるし、ドラムのモニターからベースを返してると、その音が下手側にも聞こえるので、アンプも小さくて問題なし。
おかげで、ステージ上が非常にスッキリしました。
持論なんですが、リハで最初から「ドラム3点ガッツリ」とか、「キックをマックスで」とか注文するのは、ちょっと順番違うんじゃないかなと思うんですね。
まずは自分たちの出音のバランスをしっかり見極めて、それから足りないところを補助する意味合いでいいと思うんです。
例えば、ギターアンプの音量がデカすぎれば、当然声も聞こえないし、自然に他のパートの音量も上がってしまう、そうなると、生で聞こえるはずのキックの音も聞き取りづらくなってモニター全体の音量が上がる。
ところが、その音には他の楽器の音も混ざりこんでいるので、上げれば上げるほど欲しい音以外の音も返ってくる。
非常に悪循環だと思うんです。
じゃあ根本的には、アンプの出音を下げて、ボーカルが気持ちよく歌える音量に揃えてから、足りないところを注文していく、って順だと、余計なモニターの音がぐちゃぐちゃに鳴らなくて、聞きやすくなると思います。
外のスピーカーの音も、ステージに聞こえますからね。
あと、モニターに頼りすぎると、肝心のプレイが下手でもごまかされてしまうってのもあります。
キックの強さ、ボーカルの声量、ほんとはもっと出せるはずなのに、モニター環境が整いすぎるとそれに甘えてしまってちゃんとできてないのに、それっぽく聞こえてしまう。
これも、成長していくためには多少環境が悪いくらいのほうがタメになります。
ベースの場合、そんなに低音を強調しなくても、きちんと鳴らせればちゃんと自然な低音が鳴ってくれます。
エフェクターやアンプのイコライジングでごまかさなくても、弦をしっかりピッキングすることで音はガラっと変わりますからね。
逆に、膨らみすぎたローが、気持ち悪く回ってしまったり。
ハコの響きにもよりますが、低音は出しすぎないほうがかえって気持ちよくキックと馴染んで低音っぽくなってくれたりするもんです。
まぁ、なかなかイメージが沸きづらいかもしれませんが、自分が常識と思ってたことを、ちょっと発想を転換するだけで劇的に改善されることもあるってことですよね。
日々、勉強です。
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- 2011/02/03(木) 00:50:36|
- たっけの日記|
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