今日は昨日までレコーディングで使用していたBAR TAKEを、ライブ仕様に仕込み直しです。
普段はステージを設置したり、ケーブルを配線したりしている状態でライブになるのでそれほど大変ではないのですが、一旦クラブイベントやパーティー、レコーディングなどになるとそれらを全部外へ運び出して、全部入れ替えるので、それを戻す時は大移動です。
毎回一人で出し入れしてたのですが、さすがに最近は体もキツくて、こないだもちょっと背中痛めちゃったりであんま笑えないので、なるべくイベント間隔をあけて手伝ってくれる人を見つけるようにしてます。
今回もそういうのに興味ある若者が来てくれたので、時間をかけて仕込み作業。
結構音楽の仕事とか、将来的にも音楽に関わりたいって人は多いと思うんですが、ぶっちゃけライブ本番のカッコイイ部分だけをみてる人がほとんどなんじゃないかなって思うんです。
もちろん、そういう憧れの部分も大事ですけど、その「憧れ」を具現化するためにはそれまでの地道な準備や段取りが不可欠なんですよね。
そういう意味で本来の「裏方」の仕事としては、みんなの目に見えない、影の部分がほとんど。
あんまり興味がない人にとっては、それが地味だし、単純作業だし、それが続くとなんでこんなことやってるんだろうとか思えてきちゃったり。つまんないなって感じで、モチベーション下がっちゃったり、そういうことってよくあると思うんですよね。
でも、それが本番の華やかなステージを支えてるってことに繋がった時、「やってよかったな」って思う瞬間も間違いなくあると思うので。
今って、なんでもすぐできるようになって、地道な下積みなってあまり流行ってないのかもしれないけど、そういう苦労をしてきた人がいずれ大舞台を仕切るようになった時って、すごくいいイベントを創り上げれるような気がするんです。
1回ダメだったからってすぐ投げ出したり、つまらないことが続いて諦めちゃうのって、すごくもったいない。
自分には向いてないとか、こういうことやりたかったわけじゃないんだよなーって、何でもすぐ決めつけがちだけど、まだまだ経験しないまま判断できるほど甘くないし、偉くもない。
長い目で、自分自身にどうプラスになっていけるか、そういう視野を持って取り組める人がもっともっと多くなると嬉しいです。
結論を出すのが早すぎるんですよ、バンドにしても、勉強にしても。
本当に頑張ったのかな?それで精一杯かな?って、何かに躓いた時はそういうことを思い浮かべてみると、まだまだやれることって見えてくるんじゃないかなーって思います。
スタッフを育てていくのも今の自分には大事な仕事。
技術や目先の損得だけじゃなく、そういう気持ちを持った人に、いろんなことを教えていけたらいいなぁ。
PR
- 2011/06/13(月) 23:48:10|
- たっけの日記|
-
トラックバック: |
-
コメント:0