13日、16日と、イベント終了後に「打ち上げ」をやりました。
久しぶりに大人数が集まって、ワイワイと盛り上がったわけですが、
一時期は「打ち上げ=悪」のような風潮があり、ライブハウスに苦情が寄せられることも。
(実際は打ち上げじゃなくバンドマン個人が寄り道して帰るの遅かったのを親が連絡してきたってことなんですが、過保護すぎやしませんか?;)
どうも、打ち上げというとガンガン酒を無理やり酔わせる的なイメージがあるらしいのですが、
別にそれだけが打ち上げではないんですよね。
もちろんうちら世代は体育会系の飲みが主流だったし、それで育ってきたので普通っちゃ普通ですが、
イベントの中身にあわせて、以前はラーメン屋で、最近は焼き鳥屋で、メシ中心の打ち上げもあります。
要は、一緒にステージに立ったバンドと、膝突き合わせてゆっくり話をする時間は必要じゃないかってことですよ。
そういう場でいいと思うんです、打ち上げって。
ライブ、お疲れ様!
そういう気持ちで、時間カツカツのライブハウスから場所を変えて、改めて話してみたら、ステージと全然イメージ違うじゃんとか、意外と共通の話題もあったり、そういう距離のとりかたって実は大事だと思うんです。
その一時期打ち上げをほとんどしなかった時期に出演してた若いバンドは、正直あんまり仲良くなれずに連絡が取れなくなったり、関係が希薄なまま今に至っている人が多いです。残念ながら。
中には打ち上げなんかより音楽そのものだろっていう話もありますが、それももちろん大事だし間違ってはいないと思うんですが、プレイヤーも人間なわけで、音楽だけではわからない部分が占めるウェイトも結構大きかったりするんですよね。
自分なんかはイベントの中ではプレイヤーじゃないので、音楽で人と語り合うことはできません。
やっぱり、会話が基本です。
ところが、イベント中は当然演奏だし、終わってからは清算、後片付け、気づくとホールの入れ替えの時間が来てすぐ撤収、はい終了、なんてことが日常茶飯事です。
昔みたいにスタジオ経営してれば自然と人は集まってきますが、今はゆっくり事務所に居れる日も僅か。
なかなか話をするということが難しくなってる状況でもあります。
そんな中、打ち上げの重要性って、高まってきてるんだと思うんですよ。
打ち上げが減ったね、なんて声はよく耳にしますが、それと同じくらい、バンド同士のつながりも希薄になってきてるんじゃないでしょうか、仙台の若い世代は。
もちろんお金もかかりますよ、店で飲み食いするんだったら。
ただね、その飲み食い以上に、貴重な時間をバンドマン同士、あるいは関係者も混ざったり、応援してくれるファンが混ざったりでもいいですけど、一緒に話をしてすごす時間に1000円、2000円は決して高い出費ではないと思うんです。むしろ喜んで出しますよ。
お金があるわけではありませんが、自分にとって重要なのは明日の食事代よりも、今みんなと過ごす時間のほうだなって、そう思うから打ち上げという場を作って、自分もそこに参加するようにしているだけで。
人によって価値観はそれぞれですから強要はしませんが、きっと後々に大事な財産となると思います。
お酒やタバコが絡んでくると何かと問題だと言われがちですが、そんなことは打ち上げに限らず日常的に、学校でも、カラオケでも、バイト先でも、ライブハウスでも、それこそ路上でも、同じ条件ですよ、はっきりいって。
善悪で言えば悪かもしれませんが、その場に全てを当てはめて雁字搦めになってしまっては、それこそゆとりの極みですから。
焼き鳥+ウーロン茶だって、平気で盛り上がれる高校生がたくさんいますよ(笑)
安く、心地よい空間、なかなかハードルは高いし、全てが思い通りになんていかない世の中です。
そこは、お互いの思いやりと、協力、ですよね、やっぱり。
打ち上げの場が大事だなと思う仲間同士、うまくやっていけたらいいなぁと、世代が変わっても思うんです。
いかがでしょう?
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- 2010/03/18(木) 23:57:44|
- たっけの日記|
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