オリジナル曲を作るときに意外と忘れがちなことが、
「何を伝えたいのか」ってことを、バンド全体で共有すること。
歌詞を書いた人がイメージしたことや、歌詞にこめたメッセージ、思い入れの部分を、バンドメンバーも一緒になって感情移入できることで、バンドサウンドにも説得力が生まれると思うんです。
当たり前といえば当たり前だけど、最近は演奏の質やプレイ面での比較ばかりが先行されてて、歌そのものの魅力にあまり触れていない楽曲が多いような気がします。
かっこいいサウンドも、楽曲の芯になる部分があって、初めてそれが活かされる。
音楽に限らず、芸術分野って自己表現とか、何らかのメッセージを別の手段で伝達するっていう側面もあるじゃないですか。
音楽もそのひとつだと思うし、送り手と受け手がいる以上、そこには何かしらの伝達があるわけで。
まぁ、難しく考えてやることではないけど、自分の思う何かを聞いてくれる誰かに伝えたい、っていうシンプルな意思があるからこそ、ライブというものがあり、CDとか音源という形で発表するわけだし。
その根本的な「伝えたいこと」が、あまりクローズアップされてないのも寂しい感じがします。
もしかしたらみんな伝えたいことはあるのかもしれないけど、ステージの上でそれがあまり見えないというか、表に出さない引っ込み思案な人が増えているのかもしれません。
あくまで感覚なので、実際はどうかは知りませんが。
もっと自分の思いをぶつけるくらいのエネルギーがあってもいいんじゃないかなと。
それがライブで感じられたらいいなぁ。
演奏の上手さではないですよ、気持ちの部分って。
それがもっと見たい。
そういう気持ちが溢れてるバンドと出会いたいなぁと、常々思ってますよ、自分は。
仙台が誇るロックスターだと思います。やっぱり。
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- 2009/12/08(火) 04:58:27|
- たっけの日記|
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