最近、クラブだったり、先日のTaNaBaTaだったり、いろんなシーンの音楽のイベントに関わる機会が多くて、イベントってものの在り方についても改めて考えることが多くなりました。
結局、一歩間違えたらイベントもライブハウスの通常ブッキングの延長になってしまいますからね。
何が違うの?って部分も、かつてはライブハウスとは違った組み合わせ、多ジャンル、豪華なゲスト、なんて言われたことも、ここまでライブハウスの数が増えた今ではそれも日常茶飯事なこと。
ノルマの高い、安いだけで判断されてしまってる感は否めません。
世代の垣根を越えていろんなバンド同士の繋がりをつくっていこうと思っても、終わってみればみんなライブハウスの通常ブッキングに組み込まれて、組んでみたもののそれっきり、なんてことも起こってしまってますし、仙台で個人イベンターの数が激減、今では数えるくらいしかいなくなってしまったのもそういうライブハウス事情があるのかもしれません。
若手バンドが憧れるようなイベントをと思って立ち上げた、正月の紅白とか、平成○年会とか、若手のビッグイベントといわれるような企画も、最近はノルマがキツイとか、お金がないとか、そういう基準で断られることが多いです。
誘う気が失せます。
その程度の捉え方なのかなーって、イベントそのものの必要性も考えてしまいますし、数あるライブの中のひとつ、と思われてしまってるのかもしれません。
同世代のバンドマンや関係者とよく話すのは、ライブハウスシーンだけで活動していくことの限界ってものを、みんな感じているということ。
いいライブをすること、もちろんそれは当たり前なんですが、それだけを続けてていても、見てくれる人の数は頭打ちだし、劇的に増えることも現在の仙台の状況ではまずありえないと思うんです。
今の時代に合ったライブの見せ方。
果たしてステージに立つだけが方法なのかなって、思うようになりました。
イベントの数は減らしているところです。大きなイベントほどリスクも高いので、反応がないような企画は今後やらなくてもいいんじゃないかなと。
ライブ以外に「ライブ」を見せられる、集客に結びつく方法で、最終的にはライブハウスを満員にしていきたい。
チケットの値引き、ノルマ破産とかバンドが負のサイクルになっていって解散していく姿をたくさん見てますので、そのサイクルにはまりかけてるバンドはなんとかしてやりたいんですが、自分そういうライブが多すぎるバンドは逆に誘わないので、話す機会も減っちゃいますね。残念。
そうそう、夏以降はうちのイベントの取り置きでの値引きはできなくします。批判も多そうですが、誰かがやらなきゃいけないと思うんですよ。
ライブの価値をこれ以上下げてはいけないと思うんです。それはライブハウスも、バンドも、意識していかなきゃいけない部分だと思うので。
考えることが山ほど。モチベーションが下がることも山ほど。
ただ、それでも支持してくれる数少ないサポーターがいるのが救いです。
がんばります。
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- 2010/06/16(水) 12:50:06|
- たっけの日記|
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