BAR TAKEでAfter School Rock GIGでした。
実はものすごくスタッフ不足で・・
出演したのに受付まで手伝ってもらったVIPSチーム、サンクス!
BAR TAKE、ぶっちゃけ出演しててバンド的にどうなんでしょう?
単純に、ライブハウスという括りで考えると楽屋もないし機材も中途半端だし、設備面はイマイチなのはわかってるし、有り合わせの機材でごまかしながらやりくりしてる感は全開なので、サービスという面ではおそらく全然ダメでしょう。
一時期の仙台はライブハウスがバンドを選んでピックアップして(オーディションライブとかあったしね)より良いライブを創ることができた時代があって。バンドも選ばれるように必死になって練習して、アピールして、誘われた時は本当に嬉しかったし、いいライブしよう!って気合も入って、失敗した時は本気で凹んで。
それがライブハウスが増えて、バンドの数に対して多すぎるくらいになった今、今度はバンドがライブハウスを選ぶ時代になってしまった。
敷居はどんどん下がって、バンドを呼び込むためのサービスだったり、値引きとか無料ライブとか、悪く言うとバンドに媚びて出演してもらう、みたいな感じになってしまってるのは否めないんですよね。
機材もちゃんとしてて、モニター環境も充実して、音も良くて・・
バンドの希望に応えないと、「ダメなライブハウス」みたいに思われてしまったり。
環境の充実っぷりに、自分らみたいな古い人は「昔はさ・・」みたいな話をしてしまうけど、今の若い世代はそれが当たり前で育ってきてるわけで。
声が聞こえないからモニターを大きく返してくれ、ドラム三点もモニターから。注文すれば何でもやってくれると、勘違いしてしまうような気がするんです。
そういう意味では、BAR TAKEの立ち位置って、「環境の悪いライブスペース」でいいと思うんですよ。
あえて悪い環境でやれる、今の仙台では貴重な場所。
声が聞こえなければ、「もっと大きな声で歌ってください」
ドラムの音が聞こえなければ「もっと強く叩いてください」
外音のバランスが悪ければ、「アンプの音量を下げてください」
サービスが悪いハコだと思われるかもしれないけど、純粋にバンドの実力が音に反映されるからこそ、作られてない自分たちの出しているアンサンブルをしっかり認識できる。
いかに自分たちが恵まれた環境でやってきたのかってことを、しっかりと実感してもらった上で、どんな環境でも自分たちの出したい理想のサウンドに近づけるような音作りの工夫とか、改善点を考えるきっかけになるような場所でいいんじゃないかなって、思うんです。
楽屋がないなら、出演者同士協力して限られたスペースで荷物をまとめるようにしたり、出番のバンドが準備をしやすいように譲り合ったり、ステージの転換をバンド同士で手伝ったり。
スタッフが何でもやってくれると思って、気づいたら自分で何も出来ないようなバンドマンにはなってほしくないという思いもあります。
たまに学祭とかでも、「アンプの位置を逆にしたいんすけど」「ワンタムなんすけど」とか、スタッフがやるのが当たり前でしょ、早く動かしといて、みたいな言い方をされる時があるんだけど、あれは正直ムカッときますね。自分で使う楽器くらい自分でやれっつーの。
より良いステージを一緒に作っていくための、プライヤーとスタッフの立場って、どっちが上だとかないと思うんですよね。どっちも頑張らなきゃ成功しないじゃん。それを勘違いしてほしくない。
心を込めてサポートしようと思えるようなプレイヤーであってほしいですね。
ま、そんな悪い環境(それでも最初の頃よりは格段に充実してるけどw)も、考え方によっては最高の場所に成りうるわけで。
特に若い世代のバンドにはぜひ活用してもらいたいです。
BAR TAKEでかっこいいサウンドだせたら、立派なライブハウスではその何倍もかっこいいサウンドが鳴らせます。マジで。
出たい!って声がある限り、ちょっと毎回の準備とかしんどいけど頑張りますよ。
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- 2010/12/17(金) 23:35:36|
- たっけの日記|
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