2009年02月号(通算62号)掲載インタビュー
SA-D
http://11.xmbs.jp/sard01/
[MEMBER]
Vo&Gt:Kazu
Gt:Yukki
Ba:EITA
Dr:TomoP
[PROFILE]
弱冠18歳、全員平成生まれながら卓越した演奏力と、感情豊かに紡がれた等身大のメッセージ、そしてバンドの持つポテンシャルの高さが見事に融合して生み出されるサウンドは既に超高校生級。仙台のみならず関東圏でも精力的にライブを行なっている
[LIVE SCHEDULES]
■2/08@福島OUTLINE
■2/11@長町RIPPLE
■2/14@仙台RED HOUSE
■3/7-8@長町RIPPLE[SA-D企画]
■3/13@新宿HEAD POWER
■3/20@仙台CLUB JUNK BOX
■3/22@長町RIPPLE
-今までの「高校生だから」っていう甘えを取り払って
大人のバンドの中でも群を抜いて良いバンドと言われるようになりたいですね-
■久しぶりですね、まず自己紹介を。
Kazu(以下K) ギターボーカルのKazuです!よろしくお願いします。
Yukki(以下Y) ギターのYukkiですよろしくお願いします!
■今日は他の二人は?
K ちょっとヤボ用できてないんですよ(笑)
■女好きのEITAは来てないんだ(笑)ということで今月はSA-Dが巻頭インタビューですが、先日の『新春!紅白バンド合戦2009』で見事MVPを受賞したということで、まずはおめでとうございます!
K ありがとうございます!!
■まずMVPを受賞した感想をお願いします。
K そうですね、3年連続で出演させて頂いて3年目でやっと取れたんで、手が届きそうで届かなかったので今年取れたときは率直に嬉しくて。去年もとれるかな?って気持ちはあったんですけど取れなかったんで…今年取れて良かったですね。
Y まぁほんとうれしかったですね。また、このまま今年も無いのかな、とか思ったりして(笑)
■無冠の王者みたいな感じですね。高校生の憧れのイベントに3年間出場したってことも凄いですが、もう卒業ですね!3年間を振り返ってどうですか?
K 卒業ですね、うん卒業・・・
Y 卒業っすよ!なんかもう、バンドばっかでしたよ、本当に。最初バンドやってた時はやっぱり、紅白ってイベントが夢だったし、出場できるって決まった時はものすごく喜んだ覚えがあります。
■1年生の時だからまだ63年世代の伝説のバンドが現役の頃だね。ゲストもEASTRIBEだし(笑)紅白はやはり印象に残ってますか?
Y やっぱり印象は強いすっね。
K 紅白はそれに出ること自体が目標だったので、それまでがむしゃらにライブをやって、自分たちで、出るために毎回練習して、って感じでしたね。三年連続で出るってことまでは考えて無かったです。
■なるほど。1年の時の写真があるんですが 若いですね(笑)
K この時まだ自分坊主でしたからね!今年の紅白前も去年のビデオとか見直したんすけど、見れたもんじゃないっす(笑)
■初ROOKIES GATEは覚えてるよ。もちろん今までも何度かそういうバンドはいたけどSA-D見た時は「すげぇバンドでてきたな」って。
K いやいや。結成自体は高校入ってすぐしたんですけど、活動がばらばらな感じだったんで。
■最初からオリジナルでしたよね。サウンド面の移り変わりも結構ありましたが、昔GREENDAYみたいな曲もありましたね。
K 手探りな状態で何やったらいいかわからなかったので、当時の曲はほとんどお蔵入りです。趣味が変わったというよりは曲のクオリティーを上げたいってのがあって、アレンジを詰めていったら今のスタイルになった感じです。
■3年間振り返るといろんなことがありましたよね、苦労した点とかありますか?
K メンタル面で去年はツアーに行った時にすごく鍛えられました。自分の弱さを思い知らされた感じだったので。
■普段からプレッシャーを感じたりしてましたか?
Y プレッシャーはいつも感じてますね。ライブの時も。いい緊張感をもってやれてるってことだと思いますけど。
K 紅白も、去年出た時はちょっとあったんですけど、今年はそういうの捨てて純粋に楽しみたいなってのがあったので、今年はそれほど重く考えず楽しく出来たと思います。
Y やっぱり毎回のライブがすごく楽しかったんですけど、いっぱい練習して、ちゃんとそれをライブで出せてっていう、それを出来た時はすごく楽しいですね。成果が出せたっていうか、いいライブができた時は楽しいですね。
■ライブも凄く多かったですね。
Y 他の同世代に比べると確かに多かったですね。実際大変でした。
■学校にはちゃんと行ってた…んだよね?
Y まぁ一応…
K 学生なんで(笑)
■今後のSA-Dの予定ですが、企画があるんだよね?
K そうですね、3月7日と8日に2DAYSでイベントを行います。7日は仙台バンドが中心で、8日は東京から4バンド迎えて、みんなで楽しめたらと思ってます。祭りって前置きみたいな感じですが中身は濃いですね。
■これは楽しみですね。
K 他にも3月は東京でのライブや平成2年会卒業ライブなど大忙しです。卒業するまで詰めてやっていこうと思ってます。
■高校生じゃなくなるもんね。今後予定とか決まってますか?
K まだ具体的なライブは決まってないんですけど、卒業するからには、今まで高校生って括りの中でやってきましたが、これからは他の大人の人と同じ敷居でやると思うので、自分たちもかなり本気で気合入れてます。 しっかり曲を作って、今までは高校生っていう甘えみたいなものもあったので、それを全部取り払って、世間にいる一般のバンドと同じように見らても群を抜いて良いバンドと言われるように頑張っていきたいと思ってるんでメンバーの士気もかなり高まってます!
Y もう、かなり高まってますね!ビリビリですね!
■今後の目標は?
K 目標…。特に気にしてなかったんですけど(笑)
■うちらと2MANやろうよ(笑)
K じゃあLOSTSCENERYと2MANが今年の目標で!でもワンマンもやりたいですね。他のバンドさんがやってることよりも一歩、二歩先のことをやれればなって思います。
Y SA-Dの形を確立したいと思ってます。サウンド的にもバンドのカラー的にも。
■Yukkiのプレイスタイルはだいぶ確立されてきてると思うけど、普段どんなことをしてるの?
Y 練習というか、家ではずっとギターを触ってます。最近は適当に曲をかけて、それに合わせてアドリブみたいなのが多いですね。最近は絢香とか(笑)
■意外ですね!音楽のルーツみたいなのは?
Y J-POPは引き出しがたくさん広がりますね。自分はbandapartに影響を受けててギターの音の感じというか、普通のコードよりジャズとかナインスとか多くて、すごくいい響きだなぁって思って。「こういうのが弾けたらかっこいいなぁ」と思ってました。
■バンドを始めた頃と比べて何か変化はありましたか?
K 1年生の時は練習に関しても、曲をまとめることに精一杯だったんですが、2年生になってライブもガンガンするようになってからは、スタジオでもライブをどう進めるかを意識して練習するようになったってのが大きな変化ですね。
■SA-Dっていう高校生を代表するバンドが卒業する高校生シーンの後輩に向けてメッセージはありますか?
K 後輩に向けてって感じではないですが、高校生っていう枠に甘えないで、しっかり練習して欲しいです。俺らもそうだったんですが、スタジオに入るからその前にちょっと練習、とかじゃなくて、毎日コツコツやってきたものをしっかり合わせる大事な時間なので。あと、最近見てて思うのが、もっと上の人にがっついていくべきですね。何か教えてほしいとかそういうのが必要だと思います。自分たちも下の世代の時、というか今も下なんですが、高校入ったばっかりの時とか全然わかんないことだらけだったので、年上のバンドさんに色んなこと勉強させてもらってきましたし。
■そういえばよく俺にも電話かけてきたね。「ギター買おうと思うんすけど」って悩んでて、俺が「PRSいいよ」って言ったら、次に「PRS買おうと思うんすけど」って。まぁ嬉しいし、もっと頼ってほしいよね。 K はい。あと、自分の価値観を基準にして考えないでほしいですね。周りにたくさんの人がいるので、自己中心的な考えにならず何でも吸収するような姿勢とか。最近の高校生のバンドだとメンバー内でグダグダだったりが結構あるので、そこはぶつかってお互い分かり合ってないとライブとかも気持ちよく出来ないと思うので。 そういうとこは自分たちなりに感じたとこなんすけど、バンド内でちゃんと消化してやってほしいと思いますね。
Y 自分が見た感じからすると、バンドの意識っていうか、そういうのが自分がやってきた時よりは下がってる気がします。まぁこれは自分的な考えなので。
■そうだね、でもSA-Dがいいお手本になってると思うし、ついていってほしいなと個人的には思いますね。最後にメッセージを!
K 今まで俺らみたいな高校生バンドを応援してくれた人達にはほんとにありがとうございますって言いたいです。卒業後は普通の周りのバンドと同じように活動していくことになりますが、やっぱりSA-Dっていう音楽を全国に広げて、仙台だけじゃなく全国に向けてバンド活動をしっかりとやっていきたいと思うんで、また4月からよろしくお願いします!
■ありがとうございました!
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- 2009/02/01(日) 00:00:01|
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