2009年12月号(通算71号)掲載インタビュー
Robinson
http://44.xmbs.jp/robinson
[MEMBER] L to R Gt:佐藤望 Dr:千葉秀也 Vo:加藤祐紀 Ba : 道輪圭
[PROFILE] 2004年4月結成。その年、ヤマハ主催『teen's music festival』の予選を見事通過し東北大会で大賞を受賞。全国大会では現在メジャーで活躍中のアーティストと共演。 2009年3月、新たにdr.千葉秀也を迎え『Robinson』がさらに進化。『歌とはなにか?』それは「人の良さ」を伝える人に欠かせないものとしてRobinsonの曲のテーマになっている。Vo.加藤祐紀の観客を魅了するどこか暖かな声が老若男女全ての人々へ『生きる喜び』を伝えに風に乗る。仙台のみならず、全国のPOPシーンに新たな旋風となって今あなたの元へ…
-いいライブをしている人はステージ上でキラキラしてカッコいいんですよ僕らも早くそういうライブができるようになりたいですね-
■それではまず自己紹介からお願いします。
祐:ボーカルの加藤祐紀です。
望:ギターの佐藤望です。
圭:ベースの道輪圭です。あとドラムの千葉也と、4人でRobinsonです。
■このインタビューの中では比較的若いバンドですが、みなさん何歳ですか?
祐:フロント3人が23歳で、ドラムが21歳です。
■結成してから長いですよね。
望:元々、高校3年生の頃に正宗というバンドをフロント3人と地元のドラムの4人で組んでいて、そのドラムが抜けて新しいメンバーを迎えた時にロビンソンになりました。それが2004年の頃なので結成して5年くらいになります。
■それ以前はメンバーそれぞれ何かバンド活動とは高校1年の時に一緒にバンド組んでました。彼はギターボーカルでした(笑)
祐:僕はそれを見にいくお客さんでした。
圭:元々3人とも中学の同級生なんですよ。
祐:僕は当時は音楽とか全然興味なくて、部活少年でした。
■高校を卒業して、TEENS MUSIC FESTIVALでは輝かしい成績を残しましたよね。
望:そうですね、運良く全国大会に出場できました。
■でもそこですごいエピソードがありますよね(笑)
圭:僕のチューニングがドロップDになってまして(苦笑)音がずれたまま演奏してしまったんですけど、演奏が終わった瞬間の4人の表情が、「もう辞めたい…」って顔でしたね(笑)
望:とにかくもうこの場から去りたい、という一心でした。
祐:それから、TEENSのチューニングが非常に厳しくなりまして、ホームページにもチューニング講座とか掲載されるようになったり、ある意味新しい歴史を作ってしまいました(笑)
圭:でも全国大会では今考えると絢香さんとか、NICO Touches the Wallsとか、錚々たる面々と共演できてよかったです。
祐:僕は廊下ですれ違って、「歌、お上手ですね」って声をかけたら「ありがとうございます、お互い頑張りしましょう」って話をしたので、もう友達ですね。なんで結婚式呼ばれなかったのか不思議でしょうがないです(笑)
■友達って(笑)その後は仙台で活動してますが、最近ほど活発には活動してなかったですよね。
望:今年の春に現在のドラムの秀也を迎え入れてから活発になりましたね。それまでは正式メンバーがいなかったので、やりたくてもなかなかやれない状況でした。
■最近はツアーも頻繁に行なうようになりましたよね。
望:ちょうど昨日が渋谷で、明日も盛岡で、ツアーの合間なんです。
祐:夏は10カ所くらいで初めてのツアーだったんですが、一緒にやらせて頂いたバンドさんたちがとてもいい音楽やっている人たちと巡り合えて、本当に完成されているなというバンドが多かったです。自分達が吸収できることは一つでも多く吸収しようというところで、スポンジみたいな感じで、良くも悪くも吸っては吐いてを繰り返して、いろんなものを吸収していこうとしているので、そういう意味でもツアーは勉強になりますね。
■そのスタンスはいつ頃からですか?
祐:僕個人としてはここ1、2年ですね。最初若い頃はものすごく漠然としてて、それが現実的になってきて、何が必要で何が足りないのか明確にしないといけないなと見えてきたからこそ、自分達は足りない物ばっかりだなと実感してしまうので、どんどん経験を積んででっかくなっていきたいです。
■逆によかったことは?
望:ツアー先で出会ったバンドと音楽はもちろんですがそれ以外でも繋がれるというのは嬉しいですね。
祐:小田原のammoflightというバンドと郡山で一緒になって、仲よくなって機材車で一緒にゲームをやってました(笑)道輪と望は元々ゲーマーですから(笑)
■ロビンソンは秀也くんが入ってからロックロックしてる感じになりましたね。
望:そうですね、最近はギターロックだねって言われます。
祐:僕はギターロックという概念がいまいちよくわからなくて、自分達でも葛藤しながら曲作りをしているんです。自分達の一番やりたい音楽ってなんなんだろうって部分はまだ手探りで、でも 根本的にあるのはポップスが好きで、Mr.Childrenとかスキマスイッチとかが大好きなので、そこから自分達ができる音楽はなんだろうって常々考えています。やるからには自分達だけしかできない音楽をやりたいので。
■精力的に活動してますが、忙しいと感じたりすることはありますか?
祐:あります。何もない日がないという感じですね。1日中ゆっくりDVD見たりとかそういうことがないですね。でもそれ以上に楽しいです。
望:楽しいですよね。ライブが1つ終わってもまたすぐ次のライブができるという。
祐:いろんな街に行けるのもいいですね。
■最近そのバイタリティがあるバンドが少ないし、ライブが楽しいと思えるのはいいことですね。
圭:それがバンドのミソですね!
祐:ミソ?
圭:まぁ寝ないでツアーから帰ってきてそのままバイトに行ってとか、そういう部分だけつらいですね。
祐:好きなことをやっているんですが、ちょっとたまにそういう方向に走ってしまうんですよね(汗)
■メンバーはプライベートでも会ったりするんですか?
圭:うちのバンド、秀也以外はあんまりお酒飲めないんですよ。
■確かに秀也くんはギラッっとしてますね。
祐:僕らは会うときは飲みではなく運動しようぜってなりますね。
圭:一緒にサッカーしようとか(笑)
望:サッカー好きですね。一緒に試合を見たり。宮城スタジアムに行ったりもしますよ。
祐:僕もゲームは苦手なんですが見たりプレイしたりするのは好きなので。一緒に飲みには1回も行ったことがないですね。
■みんな真面目な印象はありますよね。
祐:まぁ、そこが固いと言われるところかもしれませんね。
■道輪くんの「エンジェル」は今はやってないんですか?
圭:あれは封印してますね(笑)本当は1回しかやらない予定だったんですけど、周りにやれやれと言われて。たまに企画とかでやる時はありますので、見に来て頂ければ。
■本誌CUE BASEは若い読者も多いのでメンバーの若い頃を聞いていこうと思うのですが。
祐:あ、僕これ高校生の頃に見てました。
望:僕も読んでました。
圭:僕もですね。
祐:だから毎月この表紙を飾るアーティストが羨ましいなと思ってました。
■え!ほんとですか?確かにもう6年もやってますけど、じゃあ念願の表紙ですね、おめでとうございます。
祐:当時は毎月欠かさず見てギターバックに入れてましたね。いろんなスタジオとかに置いてあるので。
■そんな憧れを抱かれる立場になったわけですが、TEENSの全国大会出場などこれまでの活動は順風満帆な感じですが。
祐:やはりあのドロップDが…(笑)TEENSは運だなと思ってます。
望:発表の時に、メンバー全員バラバラの場所にいたんですよ。なにせキーがEのポップソングをドロップDで弾いてしまっていたので、受賞するわけないと。
祐:来年またしっかりチューニングして出直そうと思っていたところでしたから。
■その年の同世代は激戦区でしたよね。
祐:つの☆ちよと甚平とかWOODSTOCKSORCHESTRAとかいましたから。特にWOODSTOCKSのたーぼーには負けたくないなと思ってましたね。高校生の頃はそういう意識が強い時期だと思うんですよ。自分の歌が一番だと思って歌ったり演奏したりするものだと思うので。
望:TEENSもなくなったり時代も変わりましたけど、逆に今の高校生は仲よく一致団結してやっている感じがありますね。そういう若手のシーンがあるのが羨ましいですね。
■ちょうどRobinsonは中間の世代ですよね。
祐:最近は年下のバンドも増えてきたり、その日のライブで最年長だったりという事が多いですね。
圭:もう若くはないなとは感じますね。
■先日も高校生バンドと一緒にライブをする機会がありましたがどういう印象ですか?
祐:ほんとに音楽を楽しむ力を持っているなと思いました。僕達の時代とは違って、独特というか、そういう力が一回り二回りも大きいですね。
望:音楽が好きだー!って気持ちが伝わってきますね。
望:周りから受ける刺激とか、吸収できることとか、多感な時期だと思うので同世代のバンドと関われる環境があるというのは羨ましいですね。
祐:県外に行くと、仙台は都会で恵まれてるなという印象はあります。でも関東は道路が狭くて、住みたくはないなと思いますね。仙台は杜の都と言うだけあって住みやすい環境だなと(笑)
■ところで来年1月は仙台のJINBEYと一緒にツアーを回りますね。
圭:そうですね、昔から仲が良くて、ボーカルのおだくんと高校が一緒で。
祐:僕はたーぼーと幼稚園が一緒で。当時から「ブロッコリー食えよー」とか言われてました(笑)
望:全部で9カ所全部JINBEYと一緒です。
■今後の目標を教えてください!
望:自分達のやりたい音楽というモノをしっかりと見据えて、いいライブというモノをやっていこうと。ツアーで各地を回って思ったのは、いいライブをしている方々はキラキラしててかっこよく見えるんですよ。だからそういうライブをしていきたいですね。
祐:ステージ上で自分を上手く表現している人ってすごくかっこいいんですよ。僕ももっとステージ上でもっと自分を表現してみんなと楽しい時間を共有できるようにいい歌を歌っていきたいです。
圭:僕はウイイレの王様になりたいですね。ペレのように歴史に名を残せるプレイヤーになりたいです(笑)
■(笑)ありがとうございました!
- 2009/12/01(火) 00:00:23|
- CUE BASE過去記事|
-
トラックバック: |
-
コメント:0