とりあえずほぼ全バンドのRECが終わったわけですが、これからミックスダウンの作業が控えてます。
今回収録したのは
■DIVER
■FIRST PENGUIN
■軍鶏
■パトリオット
■saury
■マナカナの出番まだかな?
■the Atheism
■あだちゆーと
■MrsCell
■Pastel Line
の10バンド。
あとErectile Dysfunctionが自主録ってことで、おそらく11バンドの収録になりそうです。
春キャベツどうするんだろ?
5年会バンドを通して見ての感想としては、演奏はいいんだけど、曲はまだまだ、って感じですね。
気になったポイントとしては、割と自分のプレイしか見えてないバンドマンが多かったように思います。
例えばオリジナル曲の原曲を聞いて、自分のフレーズは考えるけど、歌詞は知らなかったり、他のメンバーが何を弾いてるのかわかってなかったり、同じ曲を演奏するのに、バラバラの方を向いてしまっているバンドが多かったです。
たぶん、普段のコピー曲でもそういう傾向はあるんだろうと思うんですが、楽譜ばかりみてコピーすると、自分の弾く部分しか集中して聞いてなかったりすると思うんです。フレーズ単位では覚えるけど、全体の流れの中での役割とか、例えばドラムとベースのコンビネーションとか、ツインギターの割り振りとか、コードとメロディーの乗り方とか、そういう部分は結構意識してないんだなぁって思うことがありました。
音感とかあまり関係なく、響きを聞いて歌メロが合っているのかどうか、ということも、正解はわからないけど少なくともコレは合わないな、とか、なかなか気づかない人も多いようです。
あとチューニングも全体的に甘いですね。ずれていることに気づかないからだと思うんですが。
とにかくはっきりしてるのは、個人の演奏力を意識している人が多いわりに、バンド全体のアンサンブルを意識している人は少ないです。
レコーディングの場合、パートごとにバラバラに録っていくので、せーので合わせたときはあまり気にしてなかった個々のフレーズが浮き彫りになって、「あれ、なんか違くね?」って部分がわかるようになったんだと思います。
技術も大事ですが、曲を聴いて、耳コピするクセもつけていったほうが、今後のオリジナル製作には役立つと思います。
あとは年々そうなってると思うんですが、バンド活動の優先順位がだいぶ下がってきてるんだなあとも感じます。
レコーディング期間も、元々11月、12月あたりを予定してたんですが、ずるずる延びて結局2月上旬に集中しました。自分、JINBEYツアーもあって、1月末~2月上旬はほとんど動けなかったりするのがわかってたので避けたかったんですが、こんどは2月後半はテスト期間ということで、かなりカツカツのスケジュールでした。
やっぱりいいモノ録りたいですけど、バンドが動ける日が、テスト前じゃなく、できれば週末で、早い時間で、平日なら21時まで、学校終わって着くのが18時、とか、ものすごく限定された時間ばかりに集中すると、何もできなくなっちゃうんですよね。
イベントも同じで、そこでしか活動できないバンドが多くなると、自然とイベント日も重なるし、出演できるバンド数も限られてくるし、かといってホール代は高い日ばかりなのでチケット単価は下げられないし。
チケットも売れない、お金もない、でも週末のゴールデンタイム希望、って何でも都合のいいようになんていかないのが世の中ですから。若いからといってそこは甘えず、例えばテスト勉強とか前もって進めておくとか、メンバーのバイトのシフトを合わせておくとか、普段遊びに行ったり買い物行くのをちょっと我慢してみるとか、「やりたいこと」をやれるための日頃の努力ってものを忘れないでほしいです。
他にもいろいろ気づいたことは多々あるので、それは今後のイベントの時とかに各バンドに指摘していければと。もちろん聞いてくれれば答えますが、正直、若い人たちが気にしているポイントって実はあんまり大事じゃなかったりすることが多いです。そっちじゃなくて、こっちを気にしましょう!みたいなことが多いので、あんまり悩んだりせず、視点を変えて見るだけで解決しそうなことは多いんじゃないかなと。
少なくとも、今の若い世代よりは経験はたくさん積んできているので、傾向と対策は毎年繰り返しアドバイスしてきているわけで(笑)
実際、「これをこうしたら、このバンドはこうなる」って予測もかなり高確率で当たる自信はありますw
どう考えるかはバンド次第ですが。
レコーディング1回の経験だけでも、だいぶ得るモノは多かったと思うので、それを今後に活かして欲しいですね。
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- 2011/02/16(水) 23:40:10|
- たっけの日記|
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