夏らしくなってきました。
今日は「TRITONE」シリーズの収録バンド「パンドラの匣」企画でした。
若々しくて、すごく真面目なメンバーたちで、レコーディングでも真剣にこっちの話を聞いて練習を積んできて、とても好感の持てるバンドです。
友達にも愛されてるなーって雰囲気が伝わる企画でした。
先週のアルクレイもそうだけど、今回レコーディングに携わったバンドは共通して音のバランスが格段に良くなったと思います。
高校生くらいだと、個人個人の演奏が上手いとか、激しい曲をやって盛り上がるとかっこいい、みたいな見方をしてしまう人が多かったりすると思うんだけど、もう少し音楽的な部分で底上げをしたというか、勢いだけじゃない部分をしっかり理解してもらう作業を大事にしました。
リズムとか、キメの位置とか、コードとメロディーの合ってない部分を整えたり、キックとベースのタイミングとか、細かい部分までみっちり。
あと、ギター2本の時のバッキングとリードのフレージングとか、楽曲の中でどんな場所なのかを確認し合って、それに沿ったアレンジをしていったり。
同じフレーズを何度も弾く機会もなかなかないと思うので、そういう意味でもいい練習になったんじゃないかなと思います。
バンドのアンサンブルがきれいにまとまって、しっかりとライブの演奏が「聴ける」ようになったと思います。
何バンドもPAしてて思うのは、チューニングがずれてたり、エフェクターの音作りが激しかったり(逆に使い方をわからないというパターンも)、ボーカルの歌が全然歌えないキーだったり、リズムがバラバラだったり、そういうバンドが非常に多くて、しかもアドバイスとか聴きに来ないようなバンドほどずれてて、でも友達からは「よかったよー」って言われるという。
それはそれで構わないけど、たぶんちゃんとした演奏を身近に聞いたことがないから、いい悪いもわからないままやってるんじゃないかなーと思ったりもします。
同世代ばかりのイベントは減らしてきたし、年上の世代とも、チャンスがあればどんどん一緒にやれるように、企画の方向性も変えてきました。
結果、出る高校生バンドは少なくなってしまったかもしれないけど、その分出てるバンドにはじっくり伝えられることを伝えていきたいなと思います。
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- 2015/07/12(日) 01:29:38|
- たっけの日記|
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