とあるバンドと話をしたんです。
月に何回も県外にライブに行って、CDもリリースして、精力的に活動してるんです。
でも、メンバーの一人が、電気ガス水道がもう半年も止まったまま生活してるそうなんです。
つらくないですか、という問いに、自分がバンドやりたくてやってるから全然苦じゃないよって言うんです。
音楽が好きで、そのために仙台にでてきたから、金がなくて生活厳しくても自分が好きでやってること。ライブできないなら意味ないじゃん。
そんな明るく話すバンドマン。なんかカッコいいなーって思いました。
辞めるのは簡単だけどね。誰かのせいにするのも簡単。
だけど、自分がやりたいと思って始めたことを、ちょっとの障害や困難にぶつかっただけで投げ出してしまうのって、なんだか自分勝手なんじゃないかなって。続けるために必要な努力は、やらされてやるんじゃなくて、自分自身のやりたいって気持ちがあるからこそ、たくさん苦労するんだと思うし。
そう考えると、ちょっとつまづいただけで諦めちゃう人が非常に多い気がして、寂しい気持ちになります。なんのためにバンドやりはじめたのかなとか。
強制でもないし、義務でもないんだから、結局は自分がやりたいと思ったからでしょう。
専門に通って音楽に関わる仕事を目指してる人も、それって自分がやりたいから入学して、通ってるわけじゃん。
将来的に自分のスキルを磨いたり経験積むのに役立つはずのことを、どうして積極的にやらないのかなーって疑問に思うことが多々あります。成績あげるための学校じゃないじゃん。
なんかね、「やる気」の質が極端に下がって、本気でぶつかっていける若者が少ないんですよ。
モチベーションがあがらないまま、本来はそういうやる気のある若い世代に経験を積んでもらうために苦労して企画してきた物事も、結局自分がこなすだけで時間をとられちゃってる。
誰もやりたくないなら別にやる必要ないんだしなぁ。
何も期待できなくなってきちゃったよ。
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- 2010/10/26(火) 23:25:18|
- たっけの日記|
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