よく、ライブハウス関係者とか、イベンターとか、裏方の人と話すと最近は特に音楽関係の人材不足の話題になります。
どこの現場でも人が足りなくて、それこそ他のライブハウスとかからヘルプで来てもらったり、個人個人の付き合いで手伝いに来てもらったり、特に週末とかは現場が重なったりすると自分も頼んだりするし。
でも、そういう話を音楽関係の専門学校に振ったりしても、全然反応がなかったりするんですよね。
公に公募をしてないところが多いとはいえ、将来自分がやりたい職種に関係がある現場であれば、一つでも多く経験したいと考えるもんだと思っていたけど、最近は
「学校の授業があるので」
「もうすぐ大きな行事があって準備が忙しいので」
「学校で現場があるって言われてて」
という感じで、外の現場よりも学校が優先っていう人が多いです。
もちろん学校も大事だけど、そこで学ぶことって卒業してから自分がやりたいことをやるための技術・知識であって、それを一番学べるのが実際の仕事としての現場のはず。
いくら学校の成績がよくて授業の欠席がなくても、現場で使える人間かどうかはそれだけで判断できないし、頭でっかちになって人と人とのコミュニケーションがとれなかったり、急なトラブルに対応できなかったり、「実践」での行動がとにかく型にはまりすぎて応用できないことが多いように思います。
結局のところ、働く環境も人間対人間の仕事。
早い段階で、最前線で仕事をしている人の傍でリアルな現場を見て、汗かいて、恥かいて、それから勉強したって、決して間違いじゃないと思うんですよね。
自分だったら、一度も顔を見たことのない成績優秀な学生より、多少成績が悪くたって日頃から足を運んで遅くまで手伝ってくれてる学生のほうを採用するけどなぁ。
現場でよく会う先輩も、学校の頭の良さと、生きてく上での頭の良さは違うんだよなぁって嘆いてたけど、まさにその通りだなと。
学生はいっぱいいるのに、現場では人が足りてない。
難しい現実だなぁ。
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- 2013/11/25(月) 01:53:47|
- たっけの日記|
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