twitterやmixiでもお知らせしましたが、ホームページ上に夏のイベント情報など大幅に更新しました。
http://takeupseed.com/
今年は震災の影響もあって、学校関係の夏休み期間など従来と異なる学校が多く、日程の調整が非常に難航してます。
休みのはずの日が講習とか振替授業とか、下手したら文化祭がずれ込んでるとか、恒例のイベントも同じように組めなかったり、何かと重なってしまったり、本当に難しいです。
週末などは半年くらい前からスケジュールを押さえたりしてる手前、突然予定が重なってしまったりすると致命的です。6月4日のROOKIES GATEも、ほとんどの学校が高総体、模試、登校日、さらには大学生の合同イベントも振替で重なって、詰みました。残念ながら中止となります。
7月もSIAM SHADEのフリーライブが重なってしまってるんですよね・・
うちは昼イベントなので、夜からスタートなのを祈るだけです。無料って・・
まぁ、いろいろ大変な状況ではあるんですが、若手向けの夏イベントは無事開催できそうです。
ホームページにも書いてますが、【THE 平成5年会vsTHE 平成6年会】を2DAYSで開催します。
2つの世代が一同に、ってことで、出演できるバンド数はこれまでより半減することになります。
このイベントを楽しみにしているバンドもたくさんいると思うんですが、当然、出れなくなるバンドも増えますし、選ばれなければ不満に思うバンドも出てくると思うんです。
今月、春に開催予定だったイベントの振替公演を行なって、いろいろと感じることがありました。
もちろんその場はものすごく盛り上がったし、みんないい笑顔だったんですが、冷静にイベントの内容やこれまでの○年会と比較してみた時に、「あれ?」という引っかかりがあったんです。
例えば動員。
トータルでは250人くらい集まってるんですが、2日間述べ、20バンドで250ってことは、1バンドあたり平均10~15人程度。科せられたノルマをペイしたバンドは2、3組だけでした。
6年会で、ノルマがペイできないというのは、震災後だからということを差し引いてもちょっと問題で、高校生で、しかも祝日のライブと考えると、決して多すぎる枚数ではないんですよ。どっちかというと、みんな追加してチャージバックたくさんもらえちゃう、くらいの破格の条件なんですね。
動員だけが全てではないとは思いますが、言ってしまえば多くの人を巻き込んで一緒に盛り上がれるイベント、と思っていたら、実は身の回りのバンド友達が集まってワイワイやっていただけ、とも見えてしまいます。おそらく最初から最後まで見てた人はほとんどバンドマンです。一般のお客さん、バンドをやってない友達は、目当てのバンドが終わったらすぐ帰ってしまってたようにも思えます。
今週5年会がありますが、15バンド、純粋に計算すれば300人のお客さんが集まってくれるはずです。
数年前はそれ以上を見込んで企画を組んでましたが、だいぶ下方修正せざるを得ない状態です。
それから、出演バンドの経験不足が非常に目立ちました。
圧倒的に、ライブの経験が少ないんです。ステージに立つ回数も、見る回数も。
普段あまりライブしてないバンドが、大舞台で緊張せずいい演奏をするなんてことはほとんどありえません。
自分の演奏でイッパイイッパイで、周りの雰囲気を見たり、フロアをみて盛り上げようとする余裕もないんですよね。
数多くライブハウスに足を運んで、たくさんのライブを見て、自分たちのライブに活かしている人たちと、まだまだ数回のライブ経験でなんとか曲を合わせてきた人とでは、そのパフォーマンスは圧倒的に差があると感じました。部分部分では盛り上がってますが、一つのイベントとしていい流れでバトンをまわしていけたかな、と考えると、個々のバンドの発表の場、といったニュアンスのほうが強そうです。
それぞれのバンドへのインタビューで、ほとんどのバンドが次のライブ予定が決まってないという事態も深刻だなと。もちろん自分もガンガン先のイベントまで誘ってるわけじゃないので、だいぶ受身になってるバンドも多いと思うんですが、6年会が終わったからちょっと一段落、またテスト終わったら練習しよっかーみたいな感じだと、あっという間に夏休み、成長しないまま次の6年会に出れてしまう。それじゃただの仲良しバンドサークルですよ。
厳しい感じで書きましたが、毎年同じように高校生の同世代のイベントを10年近く見てきた立場から、実際に感じたことです。なんか、弱いんですよ。
もっともっと、誰もが感動するような熱いライブが創りだせると、思うんですよね。
満足するには早すぎると思うんです。こんなもんじゃない、きっと。
だから、ハードルを上げていくことにしました。
切り捨てるわけじゃないです。必死についてきてほしいんです。
今頑張ってるその「頑張ってる」より、もうちょっとレベルアップした「頑張ってる」を目指して、
あのバンドに負けないぞって気持ちで一つ一つのライブに臨めるように。
そういうバンドが集まるイベントだからこそ、みんなが憧れてたんじゃないかなーって。
このイベントがバンドを始めたきっかけだと言う若いバンドマンもいます。
先輩たちの熱いパフォーマンスや、迫力あるサウンドに惹かれて、ステージに立つようになった人もいます。
もっと下の世代がライブハウスに足を運んだ時、身近な先輩になる今の高校生が与えられる刺激は、もっともっと大きなものであってほしいなって。
ただたくさんのバンドを集めて、はいよかったね、じゃダメだと思うんですよ。
だからこれまでも公募はしてないし、一つ一つのバンドをちゃんと自分の目で見て、意気込みを感じて、それから次の目標を示せるような企画への誘い方をしてきたつもりです。
ステップアップしていきたい、レベルアップしたい、成長したい、そう思うのであれば、ダラダラと充電期間を設けたり、何ヶ月もライブ期間を開けててもあまり変わらないと思います。
部活とか、趣味で楽器を弾きたい、たまにライブもやってみたい、というバンドはもちろんそれも一つの活動の形だし、全く問題ないです。そういうバンド向けの低価格で敷居の低いイベントも必要です。
ただ、少なくとも5年会や6年会といったイベントに出演してほしいのは、名の知れた先輩バンド、各地のインディーズバンドなどと一緒のステージに立ちたい、一緒に出演したい、という気持ちや、自分たちでシーンを盛り上げていきたい、という意気込みがあるバンドであってほしいんです。馴れ合いじゃなく、シビアにお互いを高めていける関係を創っていきたい。そのための○年会だと思うんです。
長くなっちゃったけど、だんだん年が離れていくにつれてうまく分かり合えない部分も増えてくると思うんですが、こういうイベントを始めたきっかけの気持ちってのは間違ってないと思ってます。だから続けてきたんだし。
やるからには、しっかり目標を掲げて、そこまでもっていきたい。
そんな気持ちで、企画を組みました。
自分も追い込んでるからね、ガチでやりますよ。
バンドのみんなも、今回やった曲を全部入れ替えて全て新曲で出てくるくらいじゃないと。
オリジナル創るなら今しかないでしょー?
期待してます。
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- 2011/05/12(木) 23:59:53|
- たっけの日記|
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